2023年の振り返りと2024の抱負

皆様、こんにちは。

リーフクリエーションの森下です。

早いもので、今年ももう15日が過ぎました。

2024年は、年明け早々に発生した大地震により、多くの方々が被災されました。また翌日には日航機の大事故が発生しました。こんなに苦しい気持ちでお正月を迎えたことはございません。この度の災害で被害を受けられた皆様、そしてそのご家族の方々に、心からお見舞い申し上げます。リーフクリエーションは建物を扱う会社です。倒れ、流されている住宅を見るにつけ、胸が押しつぶされそうな気持ちになります。私なりに、遠く離れていても復旧支援に全力を尽くして参ります。一日も早い復興を心よりお祈りしております。

2023年の挑戦:神戸市北区ひよどり台団地のリノベーション

さて、昨年3月、私たちは神戸市北区「ひよどり台団地」の1室を取得し、大規模なリノベーションを行い、朝日新聞様、神戸新聞様をはじめ多くのメディアに取り上げていただきました。これは、当社にとって単なる物件の改修に留まらず、挑戦を込めた新しい取り組みでしたので、皆様に関心を持っていただけたことを嬉しく思っております。

この物件は、いわゆる「条件」の良い物件とはいえません。

築年数は48年(古い…)、エレベーターなしの5階建て(5階建てなのに?)、そのうえ駅から遠いです。そのため、当然のように10年以上も住み手がいなかった物件でした。

しかし当社はこの物件を購入しました。

理由は、当社が増え続ける空き家問題に相当な問題意識を持っていること、また、当社が購入しなければこの物件は誰も購入せず、このまま「空き家」化していくだろうと危惧したからです。もしそうなると、治安上も不安が出てきて、この団地にお住まいの別の世帯にとっても良くありません。

なんとかならないか。

そこで私は、大学院での学びを思い出しました。大学院では、様々な有益な情報を学びましたが、「不利なこと」を「財産」と考える発想方法も学んでいました。

「不便」「エレベーターなし」…。
この「不便」をなんとか「ウリ」にできないか。そんなことを思いながら、部屋から窓外を眺めてみた時、素晴らしい眺望を見つけました。

そう、ここは、高台にあるため、窓からの景色が本当に素晴らしいのです。
すると、その他のマイナスも新たな価値に転換できました。「エレベーターがない?毎日登山気分で健康的じゃないか!」新たな価値を見つけたのです。

この逆転の発想プロジェクトは、思いもよらず、多くの方に注目されることとなり、先述のとおり新聞をはじめいくつものメディアに取り上げていただけました。

このプロジェクトを通じて、私たちは不動産に新たな価値を生み出すことができ、私たちの「COCOROに届くデザイン」の理念が実を結んだ結果だと思っています。

2024年への展望

2024年も、私たちは不動産業界に新たな風を吹き込むために、さらなる挑戦を続けてまいります。皆様のご期待に応えるべく、私たちは常に顧客目線を第一に考え、安心できる不動産ソリューションを提供してまいります。

株式会社リーフクリエーション代表取締役 森下政人