未来を切り拓く力「エフェクチュエーション」:森下社長が母校で講演

2024年5月23日、当社社長の森下が関西学院大学大学院で「エフェクチュエーション」について講演しました。森下は2022年にこの大学院を卒業し、エフェクチュエーションの理念を日々の業務に活かしています。

エフェクチュエーションは起業家精神に基づく意思決定理論で、森下はこれを自身の営業スタイルに取り入れ、実践しています。ちなみに、エフェクチュエーションについては、当社の社外報「かわら版」でも特集したことがあります。

エフェクチュエーションの5つの原則

エフェクチュエーションは次の5つの原則から成り立っています。熟達した起業家は、物事を決断するとき、この原則に基づいているそうです。

  1. 手中の原則(Bird-in-Hand Principle): まずは手元にあるリソースを最大限に活用する。
  2. 許容可能な損失の原則(Affordable Loss Principle): 損失を許容できる範囲でリスクを取る。利益だけを追わない!
  3. レモネードの原則(Lemonade Principle): 予期しない出来事を機会として捉え、柔軟に対応する。
  4. クレージーキルトの原則(Patchwork Quilt Principle): 関係性を重視し、他者との協力でリソースを拡大する。
  5. 飛行機の中のパイロットの原則(Pilot-in-the-Plane Principle): 自らの行動で未来を創り出す。

森下の講演内容

森下は、自身のキャリアやリーフクリエーションでの事例を交えながら、エフェクチュエーションの理論と実践を紹介しました。たとえば、ひよどり台団地のリノベーションプロジェクトなどです。あの物件は、誰も欲しがらないような高台にあるリスキーな物件で、森下も、下見の際、「この物件は、売れないだろうな」と思いつつ諦めモードでしたが、部屋で窓を開けた瞬間に飛び込んできたこの景色を見て、購入を決意。

そこからは、「買ってしまったものは仕方ない!レモンがあれば、レモネードにすればいいのだ!(レモネードの原則)」と高台、エレベーターなしというデメリットを逆手にとって山登りが好きな人をターゲットにしたリノベーションを開始。そのユニークな発想は大きくメディアにも取り上げられ、そこからいろいろな輪も広がり(クレージーキルトの原則)ました。

終わりに

この講演を通じて、森下が伝えようとしたことは、「不確実な環境でも前向きに行動することできっと何かがおきる!!だから、まず一歩踏み出してみようよ!」ということ。その思い通じたようで終わったあとは拍手が!!学生さんたちは、身近な事例から社会的イノベーションの可能性を学び、大いに感銘を受けているようでした!

お礼

素晴らしい機会をくださった、吉田満梨先生(神戸大学准教授・写真右から3番目)ありがとうございます。卒業後も先生たちとのつながりを大切にして、森下は学びを続けています!!そんな森下率いるリーフクリエーションは今後もエフェクチュエーションをヒントにして、クライアントとの関係性を重視し、革新的なビジネスを展開していく予定です。